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2022.05.09

SAFとは

森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。 森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。

SAFとは、Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)を意味しています。
植物や使用済みの調理油などから作った航空用のジェットエンジンに使用するバイオ燃料で、従来の原油からつくる燃料と比べると80%程度二酸化炭素の排出を抑えることができるとされています。

現在、人が世界で排出する二酸化炭素の2~3%を占めている航空機。航空各社では二酸化炭素排出量を軽減するために様々な取り組みを行ってきました。近年、より排出量を削減するための手段として登場したのが、化石燃料由来の原料を使わないSAFです。

SAFの大きな特徴としては、二酸化炭素の排出を大幅に抑えることができるだけではなく、化石燃料と混合して使うことができるため、既存の航空機や給油設備などにそのまま使えるところにあります。

しかしながら、世界の航空燃料の需要に対して、現在のSAF生産量が占める割合はわずか0.03%。世界の航空関連の企業が加盟する団体の試算によれば、2030年時点でSAFの占める割合は、最も楽観的なシナリオでも、6.5%にとどまっています。

そんな中2020年、北欧のノルウェーでは航空会社に対して、使用する燃料のうち0.5%にSAFを使うよう義務づけました。さらに2030年には、この比率を30%に高める方針です。またEUでは、2030年にSAFを航空燃料の5%使うことを義務化する方針を発表。SAFを確保できないと、飛行機を飛ばすことができないという状況になりつつあります。

また、Flight Shame(飛び恥)という言葉も生まれています。“二酸化炭素排出量の多い飛行機に乗ることは恥である”という意味で、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが移動手段として飛行機を使わないことはとても有名です。

日本では、2022年3月2日(さ・ふ/SAFの日)に16社で国産の持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、「SAF」)の商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」の設立が発表されました。(参考/ANAやJALら、国産SAF実用化へ「ACT FOR SKY」設立へ

北欧やヨーロッパと比較すると、対応が遅れている日本でも国内での供給体制を整えようとする動きが出てきています。

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