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2023.12.25

原木椎茸をつかった手づくり干ししいたけ。うまみだけでなく栄養価も高くなる保存食

森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。 森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。

やまとわでは、春と秋に原木椎茸の収穫ができます。今年の秋は、初秋に雨が少なかったせいか天然のきのこが不作と言われ、原木椎茸もなかなか出てきませんでした。10月半ば頃、雨が一度しっかりと降ったことがきっかけでどんどん出るようになり、毎日困るほど採れる状況に。

そんな中、スタッフのひとりが「たくさん採れるから、干してみませんか?」と提案してくれました。

材料

椎茸(適量)

道具

干し網

作り方

(1)しいたけを原木から収穫してきます。

(2)しいたけの汚れを軽く拭き取ります。石づきや軸がついていたら切り落とします。
ポイント : 今回は半量をスライスしてみました。

(3)しいたけの傘の部分を下に、ヒダを上にして並べます。スライスしたものも含めて重ならないように気をつけます。日当たりと風通しが良い場所につるします。
ポイント : 最低1週間はお天気が続きそうなタイミングを狙って干します。

(4)毎日乾燥状況をチェックします。完全に乾いたら、乾燥材と一緒に缶に入れて保存します。
ポイント : スライスした椎茸の方が早く乾きました。大きさによって乾燥にかかる日数も異なると思われるので、よく観察します。

※状態を見ながら、大体1~2ヶ月を目安に使い切ります。

水で戻した際、市販されている干し椎茸よりも強く良いかおりがしました。
戻した椎茸を刻んでアンチョビやニンニクと一緒に炒めて作るタプナードソースにしたスタッフは、バゲットに乗せて食べたらとっても美味しかったそう。

干し椎茸は、生のままよりも栄養価が約10倍もあると言われています。
椎茸を使いきれない時、ちょっと干してみる。ほんの少しの手間をかけるだけで、保存が効くだけでなく、栄養価もうまみも高まる干し椎茸をぜひ試してみてください。

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