8月2日に行われた基本の木会議。お楽しみ会のように、スタッフの笑顔が溢れていた今回の会議。今日は、その様子を綴りたいと思います。
基本の木会議とは?
2か月に一回のペースで開催される、やまとわ全体のミーティング。テーマも開催場所もその時の担当者が自由に決めることができます。それぞれの拠点で働いているスタッフが一堂に集い、その時のテーマでディスカッションしたり、勉強をしたりしながら、スタッフひとりひとりのスキルアップを図るものです。
今回は、木工職人の関さんと経木スタッフの登内さんが担当でした。
登内さん
「経木や家具をつくる中でたくさん出る端材を、アウトドアなどで使うことはできないだろうか?とずっと思っていました。なので今回の基本の木会議では、端材でウッドチップを作って、みんなで燻製づくりをしたいと思います。」
会議の趣旨説明の後は、関さんから燻製についての簡単なレクチャー。燻製の基本知識について、スタッフみんなで共有しました。
燻製とは、塩漬けした肉や魚に木のチップを燃やた煙をかけて燻す調理方法。かつお節やいぶりがっこなどは、燻製処理を施した、日本の郷土食です。煙で燻すことによって、煙の中に含まれる殺菌成分が食材の中に浸透すると共に、長時間燻すことによって食材に含まれる水分量が減るので、保存に適した調理法として古くから親しまれてきました。
燻製の種類は、主に3つ。①熱燻(チキンや魚など丸ごと1匹燻すときに使われる)、②温燻(ベーコンやロースハムなど)、③冷燻(生ハム、燻製サーモンなど)があります。
いざ、実践へ。燻製したい食材を各々で持ち寄り、燻製機に入れて燻しました。前半は、アカマツのチップ、後半はコナラのチップで香りの違いがあるのかも比較。個人的には、コナラよりもアカマツのチップの方がさわやかな風味がして美味しかったです。
実は、この燻製機は関さんの手作り。網を5段に分けて入れられる仕様になっていたり、空気孔をつくったりと、関さんのこだわりが詰まっています。しかも、この機械は工場にあった余り材を駆使して作ったとのこと、手に技を持っているって改めて強いなと改めて思いました。
その後は、前回の会議で作ったミニ地球の2か月後の変化についてみんなで観察・ディスカッションしたり、各事業部が取り組んでいるプロジェクトの進捗などについても共有。
だけど、今回は会議の大半を”食べる”ことに夢中になってしまいました。いやー、美味しかった!笑
なんでも、この企画を実施するために、関さんたちは休みの日にも会社へ出向き、燻製の練習をしてくれていたとのこと、その熱意と妥協しないその姿勢に感銘を受けました。
楽しい基本の木会議を企画してくださり、本当にありがとうございました!
次は、10月。毎度のことながら、次回はどんな会議になるのか、とても楽しみです。