暮らしの木々のしごと
暮らしのそばにある樹木と付き合う

森とつながる庭づくり、木の相談
暮らしのそばにある樹木と、よりよく付き合うために。
私たちやまとわは、伊那谷の森で木を育て、伐り、活かす仕事をしてきました。暮らしと森を豊かにしたい、と願いを持って森に向きあう中で、まちの中にも心地の良い空間が増えるといいなと感じることが増えてきました。森の木を見る目を持って、まちの木々のことも見ていく。そうすることで見えてくることがたくさんあります。森に生えている木がどんなところで生きているかを観察することで、その木の特徴が見えてきます。
森のことを見ている私たちが、まちの中の木々のことも考えたいと森と暮らしをつなぐツリーケアやランドスケープデザインを行なっています。
大きくなりすぎた庭木、枯れて落ちてくる枝、倒れないかという不安。 あるいは、もっと自然に寄り添った庭や緑地をつくりたいという願い。
樹木医が木の声を聴き、林業チームが安全に伐り、 森の苗木や堆肥を使って、この土地の風土に合った庭をつくる。 森で関わってきた樹木のしごとを、暮らしの中へ届けます。
個人のお庭から、企業の敷地、自治体が管理する公園・緑地まで。 お気軽にご相談ください。

こんなときにご相談ください
個人のお客さま
樹木の困りごと
– 庭の木が大きくなりすぎて、隣家や道路にはみ出している
– 枯れ枝が落ちてきて、家族や通行人にあたらないか心配
– 台風シーズンの前に、倒木の危険がないか見てほしい
– 木を切りたいが、どこに頼めばいいかわからない
– 伐採した木を捨てずに、何かに活かせないか相談したい
庭づくり
– 土地の風土に合った木や草花で庭をつくりたい
– 自然に近い庭に変えていきたい
– 新築や引っ越しを機に、地域の植生を活かした庭を一からつくりたい
– 山採りの苗木を使った、自然な表情のある庭に興味がある
– 庭の土から見直したい、森の堆肥に興味がある
法人・自治体のご担当者さま
樹木の管理
– 社屋や施設の敷地にある樹木の管理方針を見直したい
– 公園や街路樹の健康状態を専門家に診断してほしい
– 管理組合として、マンション敷地内の樹木対応に困っている
緑地づくり・庭づくり
– 地域の在来種を活かした、自然に寄り添う緑地を計画したい
– 社屋の庭や敷地を、社員や地域の人が心地よく過ごせる場にしたい
– 生物多様性に配慮した緑地管理や、自然共生サイトへの取り組みに関心がある

サービス内容
庭や身近な樹木についての相談
やまとわの樹木医が現地を訪問し、樹木の健康状態を診断します。「この木は大丈夫?」という不安に対して、専門家の目で状態を見きわめ、管理の方針や環境の改善、後継樹の育成まで一緒に考えます。
・樹木相談(往診)1万円(税別)~
・診断書の作成 1万円(税別)~
なんとかしたい樹木の伐採
危険木や生活に支障をきたす樹木の伐採を、林業の技術を持つチームが行います。 地上からの伐採に加え、クレーンが入れない場所では作業者が木に登って伐採する 「樹上伐採」にも対応しています。
・地上伐採 1本 3万円(税別)~
・樹上伐採(木に登っての伐採) 1本 15万円(税別)~
【安くなるケース】
・クレーンが横付けできる
・伐採した枝葉等の持出しが不要
・伐採木が有価材であったときの買取
・1本だけでなく数本まとめる
【高くなるケース】
・電柱や建物などの障害物が近くにある
・道路を止める必要がある
・枯死木である
・伊那谷地域から遠い
※伐採した樹木の木製品への活用に関するご相談も承ります。お気軽にお問い合わせください。
森とつながる庭づくり
やまとわのランドスケープの特長は、森との循環を庭に持ち込むことです。やまとわは伊那谷で森林の管理・活用に取り組んでおり、 私たちが管理させてもらっている森は環境省「自然共生サイト」に登録されています。 この森で培ってきた植物生態への理解と、森の素材からつくる堆肥を活かし、 自然の力を引き出す庭づくりを提案します。
- 既存の庭・緑地の改善と継続的な管理
- 自然に寄り添った新規の庭づくり(設計・施工)
- 森の堆肥を使った、土から育てる植栽環境づくり
- 企業敷地や公共緑地の管理方針の策定


山採りの苗木のこと
やまとわの庭づくりでは、山採りの苗木を使います。山採りとは、山や森の中で自然に芽吹き、育った木を掘り取ること。一般的な庭木の多くは、畑で挿し木から均一に育てられたものですが、山採りの木はそれとはまったく異なる表情を持っています。
その土地の風土に合っている
山採りの苗木は、その地域の気候・土壌の中で自然に発芽し、生き残ってきた木です。畑で育てられた木ではなく、この土地の風土の中で育った木を庭に迎える。
一本一本に自然の個性がある
山採りの木は、光を求めて曲がったり、雪の重みで根元がうねったり、他の木との競争の中で独自の樹形をつくります。同じ樹種でも一本として同じ姿のものがない。その不揃いな個性が、庭に自然な奥行きと表情を生み出します。
森の回復につながる
山採りは、密集した森の中から木を選んで採取する行為です。
種を飛ばす大きな木を残して、たくさん生えている種類を選ぶ。木を採ったあとにはぽっかりと光が差し込み、残された木々や地面に眠る種子の成長を促します。
庭づくりのために木を一本迎えることが、森の手入れと循環につながっていく。
やまとわが考える「森とつながる庭づくり」の根幹がここにあります。
森の堆肥について
やまとわでは、森の素材からつくる堆肥を庭づくりに使用しています。
森の落ち葉や間伐材を原料とした堆肥は、化学的な資材に頼らず、土壌の微生物環境を豊かにします。庭づくりサービスの中で使用するほか、堆肥単体での販売も行っています。ご自身の庭で使いたい方もお気軽にお問い合わせください。


やまとわの樹木医
樹木医 西門裕貴
樹木医とは、その名の通り〈樹木のお医者さん〉。
人のお医者さんと違うのは、患者である樹木が人間の言語を話せないということ。
そこで大事になるのは、樹木の言葉とその樹木と関係してきた人の言葉です。
樹木の調子が悪くなる時は、人間活動による環境の変化なども大きく影響し、その症状は、葉っぱや根っこなどに樹木の言葉として表れます。
樹木の言葉を人間の言語に翻訳し、またその樹木と関係してきた人の言葉を聞き取ることが、樹木医の本質だと思います。
生まれ持った性質や環境によって獲得された性質、一本一本異なる性格を持つ樹木に真摯に向き合いたいと思います。

樹木のこと
樹木は大きく、長生き、そして多様。
その多様な生態は、様々な生き物たちと複雑で密接な関係を築くことで、形作られています。
例えば、樹木と動物。
例えば、樹木と昆虫。
例えば、樹木と菌類。
例えば、樹木と人。
樹木がない地球なんてものがあったとしたら、人類は存在できたのだろうかと考えます。樹木は、私たちの命を支え、豊かにしてくれる、そんな存在だと思います。

人と樹木のこと
樹木にそっと背中を預けて、掌に落ちる木漏れ日を受け止める。
広い公園を見渡すと、木陰で休む人々が大勢いる。
樹木には人の心を落ち着かせて、包み込むような温かさがあると思います。
これはきっと、人類が誕生してから今日にいたるまで人と樹木の切り離せない関係が、どんな人の中にも眠っているからではないでしょうか。
都市の樹木、庭の樹木、里山の樹木、深い森の樹木。
人間生活と樹木の距離が近ければ、自然界の中では問題とならないことが、問題として立ち現れます。
「枯れ枝が落ちてきて危ない」「病害虫にやられて見た目がひどい」。
樹木の問題とは、樹木自身の問題なのではなく、その現象が生じている樹木と人の関係から生じるのだと思います。



