
森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。 森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。
夏の朝、朝露に濡れながら咲くツユクサの花。さわやかな青色の花が目を引き、いろんな場所で見ることができます。
朝咲いて午後にはしぼんでしまうため、午前中しかその姿は見られません。また、この美しい青色は布に染めても水で流れ落ちやすく定着しないところから、古くから人の心のうつろいやすさの象徴として恋の歌で多く詠まれてきました。

暑い夏、この涼し気な色を使って何かできないかと調べていたところ、砂糖や塩を青く染めることができると知り、早速やってみました。
ツユクサについて
<分類>ツユクサ科ツユクサ属
<生えている場所>
比較的日本全国どこでも見られ、畑の端や道端など日当たりが良いところや半日陰まで群生しています。
<収穫時期>
6月~9月頃。花が開花している朝からお昼までの間に収穫します。午後になるとしぼんでしまいます。

作り方
(1)白砂糖を器に入れ、ツユクサが咲いているところへ行きます。
ポイント : ツユクサの花はお昼にはしぼんでしまいます。花が咲いている午前中に採取します。

(2)その場で花びらのみを摘んで器にどんどん入れていきます。
ポイント : ツユクサの色はあせやすいため、今回は洗わずにそのまま入れました。車通りの少ないところや農薬の影響がないところを選びましたが、もしも気になる方は軽く水ですすぐと良いかもしれません。

(3)はしで花びらをつぶしながら、砂糖と混ぜます。だんだんと花びらの青色が砂糖へ移っていきます。すぐに使えそうでしたが、落ち着くまで一晩おきました。

無糖のカスピ海ヨーグルトに添えてみました。少しブルーが入るだけで、とっても涼しげです。
他にも、アイスクリームや牛乳寒天などにほんの少しかけてみても良いかもしれません。

今回は白砂糖で作りましたが、塩でも同じように作ることができます。
手軽に作れるツユクサシュガー。ぜひお試しください。