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2024.07.31

基本の木会議“木を見て森も見る?才能の世界”

基本の木会議とは?
2か月に一回のペースで開催される、やまとわ全体のミーティング。テーマも開催場所もその時の担当者が自由に決めることができます。
それぞれの拠点で働いているスタッフが一堂に集い、その時のテーマでディスカッションしたり、勉強をしたりしながら、スタッフひとりひとりのスキルアップを図るものです。

7月上旬、第32回基本の木会議を行いました。今回のテーマは、“才能”について。
このテーマにあたり、2日前に担当の小瀧さんから宿題が出ました。

“嬉しい体験(成功体験、言われて嬉しかったことなど)とイラ体験(他人にイラッとすること、ストレスを感じる状況など)を思い出す”

「この宿題と才能がどう結びつくのかな ?」「どんなことを考えて行けばいいんだろう ?」
直前まで、社内のあちこちで話題になっていました。

なぜ「才能」なのか?

迎えた基本の木会議の朝。
まず、小瀧さんが問いかけます。「才能って何だと思いますか?」
指名された2名のスタッフは「生まれ持ったもの」「先天的な能力」と回答。
加えて、才能とはつまり「他人より負担なくできてしまうこと、ついついやってしまうこと」であるという説明がありました。

小瀧さんが“才能”に目を向けたきっかけは、2021年6月頃。農と森事業部の川内さんの活躍だったそう。
その後「コテンラジオ#34/35 握手しただけで才能と性癖がわかる男、たかちん」というポッドキャストで、佐野貴さん(たかちん)を知りました。その後2年間にわたって、内省と納得、今に至るそうです。

性格診断として、MBTI診断やビッグファイブ性格診断など一般的にも知られる方法がありますが、小瀧さんによると「パターン理解に役立つものの抽象度が高く実用性が低い」という特徴があるそう。一方、“才能”は発見するのに少し時間がかかるものの「個別性、実用性が高い」といいます。

ではなぜ、基本の木会議で才能を取り上げるのでしょうか。

①人(木)それぞれが異なる特性をもち、役割があると考え、個性(木)を良し悪しで判断しない。
②人間関係や職場環境(森)という視点を持ちながら、個性が活かされる状態を目指す。

この2点から、森に関わる仕事をしているやまとわで“才能”を取り上げるのにふさわしいのではないかと考えたといいます。

「才能」とは?

それでは、具体的に“才能”とはどういうもののことを言うのでしょうか?具体的な例をあげてくれました。

例えば「会議中に寝てしまうこと」。これは才能でしょうか?
ついついやってしまうことではありますが、決してやってよかったと思われることではないので、才能とは言えません。

最初の問いかけにあったように“才能”とは「ついついやってしまうこと」「やってよかった」と思えることであることに加えて「自分や周りが価値を感じられること」「社会的に悪くないこと」である必要があることが分かりました。

「才能」の気づき方

続いて、才能の気づき方について説明がありました。
成功体験から要因を抽象化すること、イラ体験を裏返して考えること。そうすることで、才能が見えてくるといいます。

イラ体験を裏返して考える。イライラしてしまうことはいけないことなのではないかと考えていましたが、裏返すことで見えて来るものがあることが分かり、とても面白いと思いました。

ワークショップ

ここからは、才能発見ワークショップ「TALENT TREE」の時間です。
まずはひとりで過去の体験を振り返ります。宿題だった部分はまさにここでした。生まれてからこれまでの自分を振り返り、成功体験とイラ体験を紙に書き出します。体験の大小は問わず、どんなことでもOK。

始める前に、小瀧さんが飯塚さんの“才能”を見つけるデモンストレーションを行いました。たくさんの体験の中から、共通点を見つけていきます。…なかなか難しそうに見えますが、とても楽しそう。

やり方が分かったところで、早速ひとりになってそれぞれポストイットに書き出していきます。

20分後、3人一組6チームに分かれて、それぞれが書き出した体験の中に隠れた「才能」を探します。書き出した体験の中から3つ選んで、葉っぱを模した丸い紙に記入しTALENT TREEを完成させていきます。

経験を表す枝葉。ひとつの才能を裏付ける経験があればあるほど、その才能に自信が持てます。「枝葉(経験)がたくさんついた幹(才能)はしっかりと根を張る」ということをこのTALENT TREEで表します。

完成した私のTALENT TREEはこちら。
才能が見つかった人も見つからなかった人もいましたが、ひとりひとりの個性を知りチームで深掘りしていくその過程がとても楽しいひとときでした。

発表・まとめ

60分の予定だったグループワーク。なかなかまとめられずに、予定の時間をオーバーするチームもありました。各チームひとりずつ発表します。

担当の小瀧さんから最後に「才能に興味が湧いた人は、ぜひ私や飯塚さんとお話しましょう ! ひとまず業務時間外となってしまうかと思いますが、お昼を食べながらとか終業後とかお話したいので、個別でご連絡いただけると嬉しいです ! 」という声かけがありました。

才能ってなんだろう ? というところからスタートした今回の基本の木会議。
これまでの自分を振り返り内省するとともに、他のメンバーについて深く知るとても良い時間になりました。

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