森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。
日本各地の山や森で比較的よく見かけるサンショウ。サンショウの葉は香りも良く、料理にほんの少しアクセントをつけたい時に添えるだけで、味も見た目も良くしてくれます。
若い山椒の葉がたくさん採れるこの時期にピッタリ、昔ながらの調味料山椒味噌を作ってみました。
山椒について
< 分類 > ミカン科サンショウ属
< 生えている場所 >
比較的、日本全国の森で見ることができる植物です。特に、色んな樹木が生えている雑木林の少しじめっとした木陰に生えています。オスとメスに分かれていて、メスの木のみ実を付けます。
< 収穫時期 >
5月ごろに収穫すると、柔らかい葉を収穫することができます。
材料
山椒 ひとつかみ、砂糖 大さじ4、味噌 大さじ4、酒 大さじ4、サラダ油 大さじ1
ポイント : 調味料は同量が基本ですが、少し甘さを控えても。今回は、大さじ3強にしました。砂糖を少なくすると日持ちは悪くなるので、早めに食べきります。
作り方
(1)採ってきた山椒の葉を洗います。
(2)硬そうな茎の部分を取り除き、すり鉢で全体が滑らかになるまですりつぶします。
ポイント : すり鉢でつぶれそうな茎はそのまま使います。
(3)熱したフライパンに油を入れて熱し、すりつぶした山椒を入れます。
(4)色が変わり、全体に油が回ったらすべての調味料を入れます。水分が飛ぶまで煮詰めたらできあがり。
甘めの味噌の中で、山椒がふんわり香ります。香辛料としての辛みは全く感じず、爽やかな風味が鼻を抜けていきます。
おにぎりの上に乗せたりや冷ややっこに乗せたり、色々な料理で楽しむことができる万能調味料。山椒の葉がたくさん手に入ったら、ぜひ試してみてください。