森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。
フェアトレードとは、直訳すると”公正・公平な貿易”のことを言います。”フェアなトレード”と、言葉を分解すると理解しやすいかも知れません。(※オルタナティブ・トレードとも表現されるようです)
今、私たちが暮らす日本をはじめとした先進国の生活の中には、開発途上国といわれる地域に住んでいる人たちが生産したものが多く出回っています。
例えば、チョコレート。スーパーやコンビニに行くと、目にしない日はないと言ってもいいほど、必ず陳列されています。そして、チョコレートが大好きだという人も、少なくはないのではないでしょうか。
このチョコレートを作る上で欠かせない”カカオ”は、主にガーナやコートジボワール等が位置する西アフリカをはじめ、ブラジルなどの中南米、そして東南アジアで生産されています。これらの地域は、開発途上国が大多数を占めており、深刻な貧困問題を抱えています。
カカオ豆は、そういった開発途上国で大量に生産され、チョコレートに加工されています。しかし、問題なのはその労働に対する正当な賃金を支払えていないということです。その結果、小さな子供たちも学校へ行かずに朝から晩まで労働に駆り出され、正当な対価も支払われないため貧困から抜け出せないという負のループが続いています。
普段の日常生活の中では、そういった裏側は見えてこないですよね。
フェアトレードとは、一方だけが利益を得るのではなく、ちゃんと生産者にも相応しい対価を払うことで生産者の生活向上を図り、貧困問題の解決を目指そうという貿易の仕組みです。少しずつではありますが、フェアトレードの商品が増えてきつつあります。
フェアトレードは法律で定められた基準がないため、色んな認証マークが存在しています。
製品に認証マークが付いているもの、フェアトレードに取り組んでいる団体への認証、そしてフェアトレードに取り組んでいるけど認証を受けていない商品もあります。
もう少し詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。どんな認証があるのか等をはじめ、フェアトレードについて詳しくまとめられています。