森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。
松の葉にいる酵母菌を使って作る “松の葉サイダー”は、簡単で作りやすいことから色んな方がブログや動画でその様子を投稿しています。
しかしながら、「美味しい」という感想は見当たらず、「まずい」「美味しくない」「雑巾の味」…
美味しいならば作ってみたいものの、実際作ってみるにはこれまで少し勇気がいりました。
赤松を伐っている現場に行くと、あたり一面とっても爽やかな良い香りが漂っています。
こんないい香りがするのだから「伐りたての松の新芽を使えば美味しくなるのではないか」という期待を持ちながら松の葉を採取していると、きこりさんから「松の葉サイダーはうまいよ」という嬉しい言葉を聞くことが出来ました。
「きこりさんが言うならば間違いない」ということで実際に作ってみることにしました。
材料
松の葉(新芽)適量、濃度10%の砂糖水
作り方
(1)葉っぱに付いている汚れを水で洗い流す。
(2)瓶に松の葉を満杯まで詰めます。
ポイント : 葉の根元に茶色い部分がついていますが、真上に引っ張ると綺麗に取れます。
(3)砂糖水をひたひたになるくらいまで瓶の中に入れます。
(4)日当たりの良いところに3日間ほど置きます。今回は曇り空が続いて直射日光を当てられなかったので、窓際に5日間ほど置きました。
(5)5日後、葉を取り出して濾し器で濾し、サイダーのみを取り出します。
スタッフで飲んでみました。
そのまま飲んでみると一般的に売られているサイダーと比べて炭酸は弱かったですが、伐った現場で感じたアカマツのいい香りがします。松の葉サイダー1に対して、炭酸水2の割合で割るとグンと飲みやすくなりました。
レモンを加えてみると、さらにスッキリ爽やかです。