農と森事業部で育てているとうもろこしの収穫・出荷がスタートしました。有機でとうもろこしを育てるという観点から、虫が入りやすくなってしまう時期を避け7月下旬から収穫ができる様に育ててきました。
とうもろこしの葉に朝露が残る、涼しい早朝から収穫を始めます。1本1本手に取り、しっかりと実がつまっているかどうか、虫が入っていないかどうかを確認しながら丁寧に収穫。元気なとうもろこしは、もぎ取る時の音が耳に心地よく響きます。
標高700m昼夜の気温差が大きく、中央アルプスからの水をたくさん蓄えている畑で育った甘くてとってもみずみずしいとうもろこしです。
GWに入ったばかりの5月。今年初めて他事業部のスタッフも一緒にとうもろこしの播種作業をしました。ひとり一列を担当し、一か所に2粒ずつの種を蒔きます。「ちゃんと発芽するかな」「自分の列だけ発芽しなかったらどうしよう」そんな会話をしながら、楽しく作業。
その後、順調に発芽、成長して間引きを経てぐんぐん育って行ったとうもろこし。人の背丈ほどの大きさになるまで成長しました。
小瀧さん : 農薬を使わずに育てるために、虫が入りやすくなってしまう時期を考えてそれより前に収穫できるように考えています。そのために、逆算して種を蒔く。5月上旬だとまだ少し寒いので、これまでの経験からその時期に種を蒔いても発芽してその後の成長も順調だった品種を選びました。
発芽を促進するために、発芽を確認するまでは不織布をかぶせます。その後は成長を促したりすることはしていません。肥料を使ったのも種まきの際に一度だけ、その後追加で肥料をまくことは一切しなかったそう。
小瀧さん : どれくらい作るかということと、どういうとうもろこしをつくりたいかのバランス。手段も選ぶし、つくりたいものも選ぶ。一番理にかなっているポイントを探しています。
とうもろこしのトンネルを通ると、マイナスイオンが出ていて癒されたり浄化されたりするような気持ちになるという小瀧さん。カラッとしていて、暑い日は特に「とうもろこしの森の中に入ると気持ち良いなあ。」と感じるのだとか。
小瀧さんおすすめの食べ方は、生食。収穫から2〜3日たっても、新鮮でとうもろこしが元々持っている甘みを味わえるといいます。
とうもろこしは、今年で3年目。毎年楽しみにしてくれているお客さまが増えていて大変嬉しく思います。
購入されたお客様から届いている声を一部ご紹介します。
「届いて即生でいただきました。フルーツレベルの甘さでジューシー。こんな美味しいとうもろこしは都会では食べれません。すごくすごく感動しました。」
「箱を開けて農場からそのまま採りたて新鮮さが伝わりとても嬉しいです。そのままガプリ、甘〜い。早速今朝とうもろこしご飯を炊いてみました。もう間違いない美味しさで感激しています。 家族で大切にいただきます。」
収穫を手伝ったスタッフも「生でかじったら甘くて、まるで果物。水分が多くて梨みたいだった。」と驚いていました。
そんなやまとわとうもろこしですが、おかげさまで多くの方にご購入いただいており、間もなく今年の販売は終了になります。無農薬・有機堆肥と肥料で育てたとうもろこしをぜひ生食で召し上がってみてください。