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2023.06.13

使いやすくて食べやすい春の山菜“行者ニンニク”

森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。

修行僧が強壮のために食べていたとされることに由来する春の山菜“行者ニンニク”。ニンニクと言っても、葉を食します。天然物だけでなく栽培もされていますが、種を植えてから収穫するまでに5年以上も歳月がかかる山菜です。

北海道では、乳牛が放牧中に行者ニンニクを食べることによって、牛乳がニンニク臭くなることがあり酪農家には嫌われものであるという一面も。

今回、伊那市内の山あいで行者ニンニクを栽培している方の敷地で収穫させていただきました。

行者ニンニクについて

<分類> ネギ属

<生えている場所>
地域によって生える場所にも特徴があるようですが、湿地帯を好むようです。今回収穫した行者ニンニクは、近くに山や竹林があり日当たりがそれほど強くない場所に生えていました。

<収穫時期>
4月~5月頃

下処理

丁寧に水洗いし、根元まわりにあるかたい皮を取り除きます。

特にあく抜きも必要なく、ニラを使う要領で様々な料理に使えます。行者ニンニク味噌のほか、餃子や肉まんじゅうを作って楽しみました。

ごま油で刻んだ行者ニンニクを炒め、味噌と砂糖、酒で味付けした行者ニンニク味噌。ご飯によく合います

ニラよりも香りが強く、シャキッとした歯ごたえが特徴の行者ニンニク。料理方法を選ばず、色んな食べ方ができるので手に入ったらぜひ試してみてください。

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