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2022.01.28

フェアウッドとは

森と暮らしがこれからもずっと続いていくために。 森の恵みのレシピや持続可能な社会をつくっていくために知っておきたいことをまとめた小さなweb事典です。

フェアウッドとは、社会的な側面からも環境的な側面からも持続可能な管理がされている森林から得られた木材のことを言います。(参考/フェアトレード

もともとフェアウッドは、NGOやNPOなど民間法人が2002年から行って来たフェアウッドキャンペーンで使われていた言葉。フェアウッドを利用することは違法に伐採された木材の利用を防ぎ、違法伐採を阻止することにつながっていきます。

2009年にはNGO FoE Japanと㈶地球・人間環境フォーラムが共同で”フェアウッドパートナーズ“を設立し、木材調達の際の選定基準を示したりフェアウッド調達のための支援や情報発信を担っています。(参考/フェアウッド・パートナーズ
2019年12月には、東京オリンピック・パラリンピックの新国立競技場オープニング式典を受けて、フェアウッドパートナーズを構成する2団体を含む、国内外11団体が「東京五輪SDGs:2020年森林破壊ゼロ」が黄色信号だとして、共同声明を出しています。
新国立競技場建設現場で使われたコンクリート土台を固めるための型枠の合板が、インドネシアとマレーシアの熱帯林で違法伐採されたものであったという事実を示したもので、日本の建築業界の木材利用について警鐘を鳴らしました。(参考/NGO共同声明 東京五輪「SDGs2020年森林破壊ゼロ」達成に黄色信号

どこの森林から来てどういう加工をされてきた木材製品なのか、その生い立ちを知り、フェアウッドの商品を選択する。私たちが出来ることは、FSC認証やPEFC(SGEC)認証マークがついたものを日常生活で選択していくこと、そして木材製品のトレーサビリティを知ることが世界の森林を守っていくことにつながっていくのではないでしょうか。

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