
基本の木会議とは?
3ヶ月に一回のペースで開催される、やまとわの全体ミーティング。「森をつくる暮らしをつくる」ってどういうことだろう?に立ち返る時間。
今、やまとわのメンバーでどんなことを考えたらいいか、テーマも開催場所もその時の担当者が自由に決めることができます。
梅雨入りが発表された2日後、第37回基本の木会議を行いました。当日は、曇り空で時々太陽の光が差してくると暑いくらいの陽気。
今回の会場は、木工事業部でお借りしている木材倉庫。この倉庫のことを初めて知るというスタッフも多く、会場が発表されるとまずはgoogle mapで場所の確認をしていました。
倉庫は36オフィスから車で西へ10分ほどのところにあるため、あらかじめ発表されていたチームで乗り合わせて移動します。

まずはじめに、担当者から今回の流れと趣旨について説明。
また今回は、この倉庫にある使われていない木材のやまとわらしい活用方法を考え、持続的に整理整頓していく方法を考えるだけでなく、ブラッシュアップして次のアクションにつなげていきたいとのことで、中村さんや奥田さんには実現に向けて具体的なコメントが欲しいという話がありました。

ここにある木材は、どういうものなのかについて説明がありました。
- ほとんどが地域材
- 丸太から製材したまま乾燥していないものが多く、厚みもサイズもバラバラ
- 家具の材料としては重すぎたり反りや虫食いがあるため使いにくい
- 他に持って行くには行き場がない
- 薪にするにはもったいないし、いつか使うかもしれない
- 沢山あるため、取り出しにくく使いづらい
36オフィスに引っ越しする前の工場でストックされていたものも多く、木材の小口側には製材年月、連番がふってあります。

この倉庫の使用料も毎月お支払いしていることも踏まえ、これまでの「もったいないからとっておく」から「もったいないから活かして使おう」に変えていこうということで、今回木材の特徴にあった活用方法をチームで考え、この倉庫を使い勝手のよい場所として活かしていこうという話がありました。

続けて今回の担当者が考えた活用方法について、手間をかけずそのままの素材を生かした使い方や販売方法をいくつか提案してくれました。

その他、“やまとわOPEN DAY”としてその場で購入して車で持ち帰ることができるような工夫をしたり、天板やキット材など売れる可能性の高い材をEC販売する案などが提案されました。
担当者の提案を参考に、3~4名の5チームに分かれて考えていきます。

後ほどの発表に向けて、出た意見やアイディアをホワイトボードにまとめていきます。


素材を見ながら大体のアイディアがまとまったところで36オフィスへ戻るよう指示がありましたが、どのチームも盛り上がり制限時間いっぱいまで話し合っていました。
36オフィスへ戻ると、グループ発表です。
Dチームは、まず木工職人に家具の材料として使えるものと使えないものの比率を聞いたそう。
家具として使えないものをさらに劣化の度合いに分類、劣化の少ないものの中から硬さやサイズで分類し、使い方を提案。劣化が大きいものについては、思い切って薪にするものと“スポルテッド”や“ブルーステイン”といった木材の模様として特徴のあるものを別の魅力として表に出していくということを発表し、まずは全体の木材を「仕分けること」の大切さを前面に出していました。

他のチームからは、素材をそのまま利用する方法と少し手をかける方法、「木材をつかったDIYをお客さんに勧める」としたらまずは社員からということで、社内でのシステムを活用できるようにするという意見も出ました。
今回出たアイディアについては、後日中村さんと奥田さんと話し合う場を設け、実現できるようにしていきたいと担当者。
この倉庫を初めて知った人も、これまで知っていた人も一緒になって考えることができた良いひとときでした。
