第1回 KOA森林塾2019「木を売るを体感する1日/森の施業診断」を開催しました!
ご報告が遅くなってしまったのですが、その時の様子をシェアしたいと思います。
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5/18(土)“木を売るを体感する1日”
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1日目は、「木を売るを体感する」というテーマで、木に価値づけをしている現場の見学をしました。
午前中は、伊那木材センター(木材市場)の見学へ。
所長の中谷さんから、木材センターの役割や丸太の流通経路、伊那谷の林業の特徴などについてご説明いただきました。
木材市場は、丸太の流通をスムーズに行うために、材木業者のニーズを山側に伝えて丸太を用意する等、林業の中でも重要な役割を担っています。
今回は特別に、丸太の模擬競り(せり)体験をさせていただきました。
丸太を真剣に見つめ、自分だったらいくらで買うのか、今時期の丸太の相場はいくらなのか、値踏みをする塾生のみなさん。
最後に答え合わせ?をしましたが、皆さんなかなか相場に近い価格を付けていました。
午後は、薪ストーブの輸入販売を行っている株式会社DLDの見学に。
ここは、“薪の宅配サービス”という、すぐそばの山に生えている木で薪をつくり、家庭に届けるサービスを考案した会社です。
現在、日本各地に薪の宅配サービスが広がっており、地域の木を地域で消費する流れが普及しつつあります。
また、この取り組みによって新たな雇用創出にもつながり、その仕組みを学ぼうと、日本各地からの視察が絶えないそうです。
最後には、ショールームにて“火のある暮らし”の豊かさについてお話しをいただき、心の底から薪ストーブが欲しくなりました(笑)
見学させていただいた2社のURLを下記にまとめましたので、よければぜひご覧ください。
\\ 伊那木材センター URL //
http://www.naganomoriren.or.jp/?p=144
\\ 株式会社DLD URL //
https://www.dld.co.jp/
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5/19(日)“森の施業診断”
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2日目は、これから手入れをしていく森がどのような状態なのか、調査を行いました。
樹高(木の高さ)を測って、胸高直径(木の太さ)を測 って、木の本数を数えて・・・。
その後は、36OFFICEに戻って、データ整理。
関数や三角比など、中学生の時に学んだ数学の知識をフルに活用しながら、森の現状を導き出していきます。
森の状態を、数字を駆使して科学的に分析できることに、驚きを隠せない様子の皆さん。
一生懸命、数字と向き合っていました。
調査の結果、今回の森は、間伐がされておらずとても混んでいる森だということが分かりました。
良い木を育てるためにも、間伐をして、森の中に光を入れてあげるべく、これから手入れをしていきます。
6月に開催した、第2回のKOA森林塾「チェーンソーの使い方基本編・応用編」の様子も、追ってシェアしたいと思います!