
「削ろう会」とは?
削ろう会とは、極限まで薄い鉋屑を出すこと中心に、手道具や伝統技術の可能性を追求している団体です。(削ろう会公式HPより引用)
毎年開催されている全国大会では、日本全国から技術のある職人たちが集い、1/1000ミリ単位で鉋屑の薄さを競い合っています。
この度、伊那市役所にて、削ろう会会長である上條勝氏の講演会が開催されることになりました!
日本だけでなく世界中から称賛されている日本の職人の技術。
上條氏も度々海外に出向いては、日本の木造建築や木工の伝統技術の普及活動をされています。
(削ろう会は海外支部もあるんですよ!)
講演会では、日々の活動の話や、鉋削りの実演なども行われる予定とのことです。
さて、この削ろう会ですが、今年の5月に全国削ろう会信州伊那大会が開催されていたことをご存知でしょうか?
2日間合わせて延べ1万人にご来場いただくことができたと言われているこの大会。
上條氏は、この大会の顧問も務めていらっしゃいました。
そして実は、弊社代表の中村が本大会の実行委員長を務めておりました!
しかし、このHPでは全くと言っていいほど、その様子をお伝え出来ておりませんでした…。
ここで少し、信州伊那大会の様子を振り返らせてください!
※下の写真は、競技会議場の様子です
「第35回 全国削ろう会信州伊那大会」
本大会では、総勢100名を超える学生ボランティアの皆さんにも大会をサポートしていただきました。受付や通訳、アナウンスや職人が削った削り華の計測などなど、至る所でその力を発揮してくれました。
下の写真は、伊那西高校書道部の皆さんが、大会横断幕の揮毫を行っている様子です。
2日目には、高遠高校書道部の皆さんにもパフォーマンスを披露していただきました。
また、赤穂高校と上伊那農業高校の生徒さんたちには、“お建前の実演”を手伝っていただきました。プロの職人たちと一緒に、木と木を組み上げていきます。
なんと、これに参加したことがきっかけで、削ろう会メンバーである大工さんの元へ研修へ行く学生がいるとの嬉しいお知らせもいただきました。

また、伊那西小学校と南部小学校の生徒たちは、学校に生えていた木を使ってつくった“ユカイナ”の演奏を披露してくださいました。
可愛らしい音色と演奏に、来場者の方々も関係スタッフもにっこり。
会場は温かい空気に包まれました。
ここには書ききれないくらい、至る所に色んなストーリーが散りばめられていた信州伊那大会。大盛況のうちに幕を閉じました。
匠の技を間近で見て、触れて、話を聞く。
滅多に触れ合うことのできない職人たちとの交流を通して、日本の伝統技術や木の世界に関心を持ってくれる人が増えたら嬉しいです。
削ろう会会長 上條勝氏講演会について
削ろう会の会長として、長年に渡って伝統技術の普及・啓発に取り組んでいる上條氏。
この活動が、職人たちに与えている影響の大きさは、計り知れません。
その上條氏から人材育成や削ろう会について話を聞けるチャンスです。ふるってご参加ください。
詳細は下記の通りです。
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・日程:9月27日(金)
・時間:15時30分~17時30分
・場所:伊那市役所内 501会議室
・参加費:無料
・主催:伊那市50年の森林人材育成協議会
・お申込み、お問い合わせ:伊那市役所50年の森推進室
・電話:0265-96-8127
・FAX:0265-72-4142
※開催日の前日までに、電話またはFAXにてお申込みください。
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その他、削ろう会のことについてもっと知りたい!という方は、下記リンクをご覧ください。
(youtubeチャンネルもあるんですよ!)
◎削ろう会 公式HP
http://kezuroukai.jp/
◎削ろう会 youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCVjqYcP5tjhGp8ZEe9QN5xw