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2023.10.11

基本の木会議“スウェーデントーチを使ったカレー作り”

基本の木会議とは?

2か月に一回のペースで開催される、やまとわ全体のミーティング。テーマも開催場所もその時の担当者が自由に決めることができます。それぞれの拠点で働いているスタッフが一堂に集い、その時のテーマでディスカッションしたり、勉強をしたりしながら、スタッフひとりひとりのスキルアップを図るものです。

第28回基本の木会議は、スウェーデントーチを使ったカレー作り。
経木用アカマツの玉切り端材を商品にできないかと考えた担当スタッフが、製作に手間がかからず楽しく使える「スウェーデントーチ」はどうかと提案してくれました。
今回の基本の木会議では、実際にスウェーデントーチを使ってカレー作りをしてみることで、使い勝手や気がついたことを共有し合うことを目的にしています。

スウェーデントーチは、垂直に立てた丸太に切り込みを入れて火を灯して使います。もともとはフィンランドでかがり火として使われていたものですが、17世紀にヨーロッパで起こった30年戦争でスウェーデンの兵士たちが使っていたことから「スウェーデントーチ」と呼ばれるようになったのだそう。(諸説あり)

ネットでは大体、1,000円~2,000円くらいで販売されているといいます。実際にやまとわでも商品化して売るとしたらいくらぐらいが良いのか、また商品化する上でどんなことに気をつけたら良いのかについて意識しながら実際に使ってみます。

カレー作りは5班に分かれて、班の中で協力してスウェーデントーチに火をつけたり、食材を切ったり作業を進めていきます。
用意された野菜は、定番の玉ねぎ、じゃがいも、人参のほか山麓農場で育てているカボチャやルッコラ、モロヘイヤ、加えて唐辛子もあります。肉は鶏肉または豚肉。じゃんけんで勝ったチームから順番に好みのルーと具材を選びました。

具材をゴロっと大きめに切ったり、モロヘイヤをひたすら細かく刻んだり。トッピング用に野菜を揚げ焼きする班もあり、調理方法も様々でそれぞれのこだわりが見られます。

スウェーデントーチに火をつけるにはコツが必要で、知恵を絞って試行錯誤。少しずついろんな方法を試しているうちに、全ての班で着火に成功しました。

早めにカレーが完成したチームは、カボチャを丸ごとアルミホイルで包みスウェーデントーチで焼いていました。

カレーが完成したら、早く食べたい気持ちを抑えてスウェーデントーチを使った感想を共有します。

着火するのに苦労したチームからは「着火方法やコツ、およその燃焼時間が分かるような資料を希望者につけてあげるといいかも。」という意見や「実際に使うと楽しさや良さを感じるので、 それを知ってもらう為のイベント・体験会を開催してはどうだろうか。」というアイディアも出ました。

デザイン面では「差別化をはかるために焼き印を入れたり何かを巻いたりするなど雰囲気を変えておしゃれにする。」とか「燃焼が進むと上に乗せて調理することが難しくなるので、鍋をつるして調理する工夫をしても良いかもしれない。」という安全面も考えた提案をしてくれたチームもありました。

お昼休みに作ったカレーを食べました。自分のチームのだけでなく、他の班のカレーも味見。刻んだモロヘイヤをたっぷり入れたカレーが、グリーン色で粘りがあり最も強い個性を放っていました。

36officeで行うことが多い基本の木会議ですが、次回は場所を変えて行います。どんな基本の木会議になるのか、今からとても楽しみです。

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