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2023.01.24

基本の木会議“赤松を食べつくそう”

基本の木会議とは?

2か月に一回のペースで開催される、やまとわ全体のミーティング。テーマも開催場所もその時の担当者が自由に決めることができます。それぞれの拠点で働いているスタッフが一堂に集い、その時のテーマでディスカッションしたり、勉強をしたりしながら、スタッフひとりひとりのスキルアップを図るものです。

1月10日、第24回基本の木会議“赤松を食べつくそう”を行いました。
アカマツを食べる文化について学び、日常生活で松葉ジュースとお茶を飲んでいるという担当スタッフから期待できる効能についての説明を聞き、最後に餅つきとパン焼きを行うという盛りだくさんな内容でした。

はじめに担当スタッフから、今回のテーマを選んだきっかけについて話があり、日本と中国における松を食す歴史について説明がありました。

天照大神が常食していたという話や、仙人が食べるものとされていたということから、古くから健康長寿をもたらすとして重宝されていた食材だそう。また、戦国時代には城攻めにあって食料の蓄えがなくなった時の食料になるため、松が積極的に城の周りに植えられたというから驚きです。

担当スタッフが家で飲んでいるという松葉ジュースのレシピ(当日紹介した資料より)

続いて、松の効能。血液を綺麗にしたり、血圧を下げたりする効果があるといいます。健康診断で高血圧と診断された担当スタッフが松葉ジュースを毎日飲むことを試したところ、安定はしないものの数値が良くなる傾向であることが分かったとか。(※あくまでも、個人の感想によります)

説明の合間には、担当スタッフが飲んでいるという松葉ジュースと松葉茶の試飲をしました。松葉ジュースは、はちみつ入りの飲みやすいタイプとはちみつなしのストレートタイプの二種類。
どちらかというと、ストレートタイプの方が人気で「松の清涼感があって爽やかなので、夏に飲んでみたい」とか「お酒で割って飲んでみたい。ジンの香りを感じる」という感想が出ました。

実際、これを商品化するためにはどうしたら良いかということで、担当スタッフは伊那保健所に問い合わせてみたり、商品パッケージのイメージもいくつか作ってみたりしたそう。商品として売るには、いくつもハードルがあり商品開発の難しさを感じたといいます。

後半は、餅つきとパン焼き。
かつて餅つきはハレの日のもの、お祭りでした。やまとわが会社設立から6周年を迎えたことや新工場ができたこと。加えて、新年最初の基本の木会議というみんなが集まるタイミングで、ぜひ餅つきをしたいという担当スタッフの強い思いがありました。

餅には、農と森事業部が伐ったアカマツの皮を入れます。アカマツの皮は、担当スタッフが3日間、薪ストーブの上で煮込んで食べやすいサイズにしたもの。アカマツの皮入りの餅は“松皮餅”といい、秋田県南部 由利本荘市の矢島地域や鳥海地域ではあんこが入った大福の形で食べる習慣があるそう。(参考/松皮餅(まつかわもち)あきた元気ムラ !)今回は、シンプルにお醤油をつけていただきます。

さあ、餅つきのはじまりです。
竈で炊いたもち米に下処理したアカマツの皮を入れて、杵でつぶしていきます。この作業がとても力が必要で、最も大事な作業。もち米が冷めないうちに、手早く交代で進めていきます。

できあがった松皮餅は、ほんのりピンク色です

続いてパン。こちらは、農と森事業部が伐ったアカマツの松葉から酵母菌を取り、パン生地に使いました。この生地を、ヤマザクラ、サクラ、アカマツの枝に巻き付けて焚き火で焼きます。

お天気が良かったものの風が強くとても寒い中でしたが、餅つきで「よいしょ、よいしょ」と声をかけあいながら身体を動かし、焚き火にあたりながらパンを焼くことで身体がポカポカしてきました。

今回使用した臼は、おそらく樹齢200年から300年くらいのケヤキからつくられたもの。
木材利用というとすぐに建築につながりがちではあるけれど、餅つきを通してコミュニケーションを取りながら、関係性をつないでいくという小さなことも大切ではないかと中村社長から話がありました。

今年最初の基本の木会議にふさわしい、賑やかでおいしいひとときでした。

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