
伊那市内にお住まいのお客様から依頼を受け、室内用の木製遊具をデザイン・制作。お子さんへのクリスマスプレゼントにしたいということで、昨年12月24日に納品させていただきました。
オンラインで簡単に注文ができる木製の室内遊具もありますが、「顔が見える人に作ってもらいたい」とやまとわにご依頼下さいました。

この遊具には、うんてい、可動式うんてい、のぼり棒、鉄棒、平均台があり、可動式うんていはお子様の成長に合わせて高さを変えることができます。

使用した材料はほとんどがサクラ。平均台にはホオ、のぼり棒にはヒノキを使用しています。
ホオ・ヒノキはともにサクラよりやわらかな木材のため、乗ったり掴んだりした時にも優しい触り心地です。また平均台は、白太が上に来るように木取りしているため、横から見ると冠雪した山のように見えます。

うんていの棒は、強度と耐久性に優れた伝統的な技法“割り楔(くさび)”で固定しています。
あらかじめ、棒の先に楔用の切れ込みを入れておきます。棒を板に貫通させてから楔を打ち込み、表面を整えます。楔を打つ事で棒の木材が左右に広がり、接続部分から棒がより抜けにくくなり安全性を高めてくれます。
また割り楔は意匠としてもボタンのように見えるため、全体のアクセントにもなります。今回の楔には、黒っぽい色味が特徴のエンジュを使用しました。


子ども用遊具ということもあり、全体の面を大きめに取っています。
手触りも優しくあたたかい地域材の遊具。お子さんの成長とともに遊びの幅を広げながら、たくさん楽しんでもらえたら嬉しいです。
<information>
・納品プロダクト/室内遊具
・樹種/サクラ、ホウ、ヒノキ、エンジュ
・木の産地/伊那谷
・納品時期/2025年12月