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2022.07.27

250枚の色んな端材を使った森のシャンデリア。日本屈指のバイクパークを彩る地域材照明|GLOP Ante様

2022年6月、伊那市横山地区に日本屈指のマウンテンバイクスキルパーク、横山バイクパーク“GLOP Ante”(グロップ・アンテ)がオープンしました。

平地に設置された凹凸のあるコースや走行技術を高めるためのエリア、高い位置からスタートする直線コースのエリア、子ども専用のキッズエリアなど様々なコースがあり、初級者から最上級者までが楽しむことができます。

そんなGLOP Anteのセンターハウス内に「地域材を使い、施設の象徴となるような照明を作りたい」という依頼をいただき、地域の木を使った照明を2種類製作しました。

ひとつめは、森のシャンデリア。この施設は、元々倉庫だった場所をリノベーションしているため、ガレージの雰囲気を生かした空間になっています。今回は、樹皮がついた端材をたくさん使って一本の木を表現。窓から見える森や施設の雰囲気に溶け込む照明になりました。樹種はアカマツを中心に、カラマツ、ヒノキ、クリ、クルミ、サクラ、ウルシの7種。家具を作る時に出た端材を用いており、ひとつひとつ特徴が異なる個性を放っています。

この照明は、板を通した4つの四角いフレームで構成されています。
フレームごとに板の向きを変えて設置することで、光が反射し、中のライトが直接外から見えないように工夫。間接照明のように室内をあたたかく照らしています。

もうひとつは、森のペンダントライト。こちらは、受付カウンターの上に設置されています。自転車のフレームをイメージしてデザイン、大小2種類のサイズを製作しました。

自転車のフレームの形はトラスフレームと呼ばれ、強度や力を分散できる形状。古くから鉄塔や橋などに用いられてきました。
樹種はサクラとクリを使用し、外枠のフレームと内枠で使い分けています。大きい方は外枠がサクラ、内側はクリ、小さいものはその逆で外側がクリ、内側にサクラを用い、ツートンになるよう工夫しました。

大きくて力強い“森のシャンデリア”に対して、“森のペンダントライト”は可愛らしくそれぞれが対照的な魅力を見せてくれます。

GLOP Anteを訪れた際は、国内屈指のマウンテンバイクコースを楽しむことはもちろん、施設の雰囲気に溶け込んだ個性的な二つの照明にも注目していただけると嬉しいです。

<information>

・納品プロダクト/屋内照明
1. 森のシャンデリア
 樹種/アカマツ、カラマツ、ヒノキ、クリ、クルミ、サクラ、ウルシ
 木の産地/伊那谷
2. 森のペンダントライト
 樹種/クリ、サクラ
 木の産地/伊那谷
・納品日/2022年5月
・クライアント/GLOP Ante 様

<GLOP Anteについて>
〒396-0029 長野県伊那市横山7227番地1412
TEL 050-3033-3819
https://glopante.jp/

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