読みもの・お知らせ
2026.02.03

「素敵ならいいのに」から始まった、森と食卓をつなぐ木の七味入れ

「食卓に置いておきたくなるような、素敵な七味入れって、なかなか無いんです」
料理家のそんな一言から、プロダクトが生まれました。

私たちが今回お届けするのは、信州伊那谷の豊かな森から生まれた、小さな木の道具。「kodachi -Shichimi and spice holder-」です。

食卓に、小さな森の風景が立ち並ぶように。 そんな願いを込めて、『木立 kodachi』と名付けました。

手に取ると、木肌のぬくもりとともに、職人の細やかな手仕事が伝わってきます。

森を愛する視点が、ひとつの道具になるまで

このプロジェクトのきっかけは、私たちが企画をした長野県伊那の食を巡るツアーでの、料理家・蓮池陽子さんとの出会いでした。

蓮池さんは東京を拠点にしながら、長野県栄村での山の暮らしを実践し、レシピ開発などを手掛ける「森に精通した料理人」。一方私たちやまとわは、この地の森の木を使い、ものづくりをすることを得意とするチームです。

「既存の道具が木製で、かつ素敵なら良いのに」

森を愛する蓮池さんの切実な視点に、私たちが日々向き合っている「木のものづくり」が重なりました。七味入れという、ある種ニッチな道具を通して、暮らしと森を繋ぐ。そんな「風景から始まるものづくり」がスタートしたのです。

職人の技術が形にする、手になじむ「心地よさ」

こだわったのは、一目で七味入れだとわかるけれど、ありそうでなかったデザイン。
余計な装飾をなくし、木目の美しさを際立たせるために用いたのが、木を回転させながら刃物で削り出す「旋盤加工」という技法です。

職人がひとつひとつ、木の状態を見極めながら削り上げることで、茶筒のようにピタリと重なる高い精度が生まれます。

蓋をスッと回して、木目を合わせる。すると小さな口が開き、そこから七味がさらさらと。内側まで滑らかに仕上げているので、お手入れがしやすいのも、毎日使う道具として欠かせないポイントです。


個性が光る、里山の4つの樹種

信州伊那谷の森には、多様な木々が育ちます。今回は、それぞれの個性が際立つ4つの樹種(サクラ、カエデ、クルミ、シラカバ)をご用意しました。

明るい色合いのものから、落ち着いた深みのあるものまで。選ぶ楽しさはもちろん、指先に触れたときの心地よさは、天然の木ならでは。

ご家庭の食卓はもちろん、プロが働く飲食店のテーブルにも。どんなシーンにもスッと馴染み、使うほどに日々の景色に溶け込んでいくはずです。

100年後の森を、食卓から想う

私たちがこのプロダクトに込めたのは、単なる便利な道具以上の願いです。

地域の森を健やかに保つためには、木材をただ消費するのではなく、日々の暮らしの中で長く愛される「使い勝手の良い道具」として循環させることが大切だと考えています。


「kodachi -Shichimi and spice holder-」
製造・販売 : 株式会社やまとわ
監修 : 蓮池 陽子
写真 : 河内彩

※kodachiは予約販売となります。

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