3月に何度も雪が降りなかなかあたたかくならなかった今年の伊那谷。
ここ数日のあたたかさで、ようやく桜のつぼみも膨らんできました。何カ月も厳しい冬の寒さに耐え、花を咲かせる直前になるとつぼみを膨らませるその姿に生命の力強さを感じます。
ようやく春らしくなってきた4月1日、年度はじめの全体ミーティングが行われました。やまとわの目指す方向やスタッフそれぞれの昨年度の振り返りや新年度について共有する時間で、毎年開催しています。
はじめのあいさつの後、まずはスタッフがひとりずつ話しました。
昨年度の目標に対して、工夫した点やどれだけ達成できたのかや今年度はさらにどんなことを目指していきたいのか。事業部や普段取り組んでいる仕事は違っても共感できる部分も多く、他のスタッフの話をうなずきながら聞いている様子がとても印象的でした。
また、仕事面だけでなくお子さんの4月からの状況、前日の出来事や自分の健康面について、そしてなんと結婚の報告も。自然とプライベートな話題も出て、終始やまとわらしいあたたかな雰囲気に包まれていました。
続いて、取締役 奥田が資料を用いながら2024年について説明。
今年度は企業理念である「森をつくる暮らしをつくる」に立ち返って注力し、さらに寄りかかるのではなくひとりひとりが自立すること、支え合うことが大切であるという話がありました。
そして、過去4年のテーマの背景を振り返ります。
2020年度「これからの普通を作ろう」
2021年度「モヤモヤを身体で超えていく」
2022年度「届けたい人に、まず届けよう」
2023年度「わたしたちらしい“ものさし(スケール)”で提案しよう」
昨年度のテーマ「わたしたちらしい“ものさし(スケール)”で提案しよう」には、「社会の変化が速すぎる現代において自然とともに生きる道を選ぼうとする時、時間の速度が異なることであせってしまう気持ちもある。けれど、周りに流されないで足元を確実にしていけば大丈夫。」そんな思いがあったといいます。
さらに、事業部ごとに2019年に出した2028年度までの目標を見ながら、今年度の事業について説明。昨年度に引き続き、4つの事業部と各プロダクトがつながるからこそできるプロジェクトがたくさん行われていきそうです。
そんな今年度のテーマは「自然と対話」。
文字通り“自然側の営みに耳を澄ます、目を凝らす”ことはもちろん、メンバー同士の対話も大切にしたい。最近は事業部を越えたプロジェクトも増えてきたため、これまで以上にスタッフ同士の信頼と協力が大切であり、いつでもざっくばらんに話ができるようにしたいという話がありました。
最後に代表の中村が、郵便局に勤務していた20代はじめに経験した紹介しながら「日々の暮らしを通じて、僕らが思う暮らしを届けたい」と思いを述べました。
人数も増え、取り組むプロジェクトも幅広くなっている今だからこそ、大切にしたいことやスタッフそれぞれの思いを共有できた年初会議でした。
関係各所の皆さま、今年度も引き続きよろしくお願いいたします。