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2021.01.28

西箕輪中学校の2年生が、職場体験に来てくれました

西箕輪中学校2年生の生徒2名が、やまとわへ職場体験に来てくれました!

木を伐るところから、経木をつくるところ、森の詰め合わせセットづくりなど、多岐に渡って私たちの仕事を体験してくれました。

職場体験がはじまる前に、先生と一緒に挨拶に来てくれていたときのことです。

先に伝えたいことはある?との先生からの質問に、「自分はコミュニケーションをとるのが苦手です。」と言っていた彼。

全然、そんなことないよ!!大丈夫だよ!!と声を大にして言いたくなりました。

職場体験期間中、私たちの質問に、言葉を選びながらしっかりと答えてくれる中学生たち。

絵が上手だったり、計算が得意だったりと、ちゃんと自分の得意分野を持っていて。

自分の苦手なことってパッと言いやすいけれど、それだけじゃなくて、ちゃんと「自分は○○が得意です」と言える中学生たちを、心からすごいなと思いました。

さて、ここからは、職場体験の様子を簡単に紹介したいと思います。

 

|1日目 森事業部のお仕事

ちょうど、フォレストカレッジの受講生へ向けて森の詰め合わせセットを送る準備をしていたので、そのお手伝いをしてもらいました。

ヒノキの葉っぱをカットしたり、松ぼっくりの選別をしてもらったり。

作業をしながらお話をしていると、「絵を描くのが好き。」と話してくれた彼。

森の詰め合わせセットの説明書(森のおしながき)の表紙になる絵を描いてもらうことになりました。

その後は、めちゃくちゃ強い風が吹き荒れる中、一緒にカラマツの実を集めに森へ。

こんな中で木の実集めをして良いものなのかと不安になるくらいの寒さでしたが、楽しかったと感想文に書いてくれていてめちゃくちゃ安心しました。

|2日目 農と森事業部&木工事業部のお仕事

農と森事業部が施業をしている現場に行って、山仕事を体験してもらいました。

朝日が降り注ぐ中、みんな一緒にラジオ体操をして。

1人1本ずつ、ノコギリを使って木を伐ってもらいました。

「木を伐る時、倒れる方向や速度、木を伐る位置など、意識することが沢山あって疲れたけど、木が倒れた時の達成感がすごくて楽しかった。」

感想文に、木を伐るという作業を通して感じたことを鮮明に記してくれていて、とても嬉しかったです。

午後は、鉋削りの体験。刃物を研いで、伝統文化を守る職人の技に触れてもらいました。

 

|3日目 木工事業部&森事業部のお仕事

この日は、経木の生産現場を見学した後、削りたてホヤホヤの経木を、キレイに整えるお仕事を体験してもらいました。

そして、待ちに待ったランチタイム。

最終日のこの日は、経木で包んだおにぎりを持ってきてもらいました。

「自分でおむすびを握ったよ!」

「お母さんがおむすびを握って、僕が経木で包んだよ」と、嬉しそうに話してくれる生徒たち。

伊那谷の木を暮らしに取り入れるということを少し体験してもらえて、且つそれがとても嬉しそうだったので、私たちも嬉しくなりました。

おかげさまで、とても楽しいお昼ごはんの時間を過ごすことができました。

午後は、フォレストカレッジの受講生へ向けて送る「森の詰め合わせセット」を詰める作業のお手伝い。

これ、心から助かりました。森事業部は、スタッフが2人いるのですが、きっと2人だけでは、もっともっと時間がかかっただろうなと思いました。

「今、こうやって詰めている葉っぱや木の実は、日本全国の人たちへ届くんだよ」というと、少し驚いた様子で、だけどとても丁寧に作業をしてくれました。

※写真は、フォレストカレッジの受講生に提供していただきました!

|おわりに

木を伐って、経木を作って、その経木でおむすびを包んだり、森の詰め合わせセットを作ったりと、多岐に渡ってやまとわの仕事を体験してくれた生徒たち。

だけど、この職場体験を通して一番伝えたいのは、「仕事は楽しいよ!」という、すごくシンプルなことただ1つだけです。

好きなことを仕事にしたり、自分の得意なことを仕事にしたり。苦手なことがあっても全然大丈夫。仕事はいっぱいあるし、楽しいよと、大人になることにワクワクしてもらえるような、そんな小さなきっかけにこの3日間がなったら嬉しいです。

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