先日、上伊那農業高校 コミュニティデザイン科里山コースの2年生と一緒に「削り華のコサージュづくり」の授業を行いました。
前回の授業で、生徒たちが一生懸命削った削り華。それを使って、バラのコサージュをつくり、もうすぐ卒業を迎える先輩にプレゼントする。この素敵な取り組みにお声がけいただき、心から嬉しく思いました。(前回の様子は、コチラ記事に綴っています。)
今回は、上農高校に伺って授業を行いました。
「削り華とは、鉋で木を加工する時に出てくる副産物のこと。一般的には‟削り屑(けずりくず)”と呼ばれていて、ゴミとして捨てられてしまうものです。だけど、その削り屑がとてもきれいなので、私たちは‟削り華”と呼んで、バラのお花を作っています。なので、削り華を作っているのは、職人の奥さんが多いです。」
「最近、削り華に適した薄削りができる職人が少なくなってきています。高い技術力を持った人でないと、薄削りはできない。削り華は、1人ではできません。職人さんがいないと、つくれないのです。」
と、スタッフの中村(洋)が説明をします。
続いて、弊社代表の中村が鉋について説明。‟5寸鉋”を見せると、「大きい!」「すごい!」などと、興味深々な様子で見つめていました。
いよいよ削り華づくりへ。細かくて繊細な作業が多い削り華づくり。少し戸惑いつつも、仲間と協力をしながら一生懸命作ってくれます。お世話になった先輩たちに感謝の気持ちを伝えるため、真剣な表情で削り華のコサージュを作っている様子を見ていて、とても嬉しくなりました。
思ったよりも手こずってしまい、もう1つ用意していた‟鉋の授業”が出来なかったことが悔やまれるのですが、無事に完成できて良かったです。
今度は、生徒と先生たちだけで作ってみるとのこと。3年生にも喜んでもらえると嬉しいです。
▼ 今回の取り組みを、長野日報に掲載していただきました!